ゴマ(胡麻)栽培入門

栽培準備

ゴマの栽培を開始する前に知っておくべきこと、やっておくべきこと。

もしあなたがゴマを育てようとする場合、連作だと苗立ちが悪く立枯病など の発生が危惧されますので避けましょう。 初ゴマの初心者なら問題ないでしょうが、1年以上ゴマ栽培していない土壌を 選んだ方がよいでしょう。 ゴマは根が深くて華奢に見えるほど茎が細い割に倒伏に強いのですが、強風で枝が 裂けやすいので風当たりの弱い場所を選んで種を撒きます。 畑でしたら周囲に丈のあるものを植えることで、直接強風に煽られることを防げます。 風上に作業用の倉庫などの建物があるか、大きな農作物を配置することで簡単に 対策することは可能となるでしょう。 風さえ避けれれば枝が裂けることを防げますので、風の当たらない場所を選ぶか 風除けを配置できるように工夫するか、各自知恵を絞ってください。 草長は人間でいうと小学生くらい、1メートル~1メートル50センチにまで成長し、 多数の節を有します。 多数の節それぞれに被針形の葉をつけ葉の横に美しい花を咲かせますが、品種に よって1つの節に花1輪あるいは2輪咲かせます。 そのイメージを参考にしてどこに種を撒いて育てるのかを決めましょう。 ですが風を防げるようにと言っても、日光まで遮ってしまうような場所ではいけません。 故郷がアフリカなだけあって強い日差しや暑さを好みますが、逆に寒さにはとても 弱いのがゴマという植物です。 風対策もしつつ、ゴマの育成に欠かせない強い日差しも得られるベストプレイスを 用意しましょう。 日照りと水はけが良く前年にゴマを栽培していない場所を選んだら、あらかじめ 種を撒く2週間前から元肥や石灰を入れて土壌をゴマ好みに仕立てていきます。 ゴマは酸性の土壌ではおいしく育たず、育成がいまいちとなりますので、土壌pH6 前後になるように石灰で調整します。 この調整をサボってしまうとゴマが機嫌を損ねてスクスク育ってくれません。 植物にはそれぞれ適した土壌があるので、そこで育てる農作物に合わせて土壌も 改良していくことが賢い農業の基本です。 初めてのゴマ栽培では当然のこと、初めて家庭菜園をやってみようという人にとっても ハードルが高いと思いますが、おいしいゴマを作るためには必要な作業です。 ゴマの好きそうな土壌を作って健やかな成長を促すためにも、酸性の土ではなく よりゴマ好みになるよう準備しておきましょう。 また深く耕した方がゴマの育成に良い影響を与えるのでしっかりと耕しておくことも 忘れてはいけません。 これはどの農作物にも共通することですが、農業とは耕すことです。 固い土では自由に根を伸ばすことが難しくなってしまいます。 大地にしっかり根を生やして栄養補給するにはよく耕された土壌の方がいいに 決まっていますので、張り切って耕しましょう。 肥料はほどほどでも大丈夫で、前作が野菜栽培などでもともと肥沃な土壌なら施肥は 少なめでよしとします。 与えすぎてもよくありませんし、野菜を育てていた栄養満点の土壌ならそのままでも ゴマの成長に充分な栄養があると考えられます。 ですので最初から過剰な肥料は使わず、実際に栽培を始めてから必要に応じて 肥料を与えていけばいいでしょう。